カンボジアの小学校にて環境への意識向上を目的とした授業を行いました。
カンボジアの小学校にて環境への意識向上を目的とした授業を行いました。
カンボジアは今まさに経済発展の最中であると同時に人々の環境に対する配慮がまだまだ低く、町中では子どもからお年寄りまでポイ捨てをする姿を良く見かけます。結果、道端や川には大量のゴミ(プラスチックやペットボトル等)が放置され、手付かずの状態になっています。
今回訪れた学校では、ゴミ箱やゴミ捨て場があるにもかかわらず校庭にはゴミが散乱し、子ども達はその中で遊び学ぶという状態でした。
そこで、ゴミに対する意識向上を目的とした特別授業を行いました。これは子ども達自らで学校をマネジメントをする意識付けにも繋がるはずです。
授業の前半では日本が過去に経験した環境問題を例に挙げ、綺麗な環境と学校を保つ為には日頃からゴミをその場に捨てず、ゴミ箱を活用する事を伝えました。
後半は、前半で学んだ事を活かす為に、クラス全員で外に出て校庭のゴミ拾いを行いました。何を指示しなくても子ども達全員が率先して取り組んでくれました。
十分に綺麗になった所で教室に戻る事を促すと子ども達から「まだやりたい!!」という声が上がり、結果ゴミ箱2つ分が一杯になる量を集める事が出来ました。
教室へ戻った後、今回学んだ事を翌日以降も自分達でトライしてほしい事、そして一生懸命取り組んでくれた子ども達にお礼を伝えその場を後にしました。
しかし、その後近くのカフェで昼食をいただくと、早速気になることが・・・
向かい側で座る年配の人が缶やプラスチックを平然と捨てている光景でした。上の世代のゴミに対する意識の低さがそのまま下の世代にダイレクトに伝わっている事がわかる瞬間でした。
生活習慣や既に根付いてしまっている意識の改善にはまだまだ時間が必要ですが出来る活動をこれからも続けていきます。