第一弾を流山市立小山小学校にて実施!!
11月16日(日)、千葉県流山市にある小山小学校にて、第一弾魔法のほうれん草ペースト商品開発プロジェクトを実施いたしました。
突然ですが、皆さんはほうれん草の一番おいしい時期がいつかご存知でしょうか?
実は皆さんが日頃食べているほうれん草は、味の旬である3月より前に収穫、出荷を行ってしまうため、一番おいしい時期より前のほうれん草をご家庭で食していることが多いんです。
一年で一番おいしい時期のほうれん草のほとんどは、皆さんの食卓に届かず廃棄されてしまっているんです。
そんな背景がある中、このほうれん草を有効的に活用して新しい商品を作ることはできないかと考え、それならばとほうれん草が嫌いな子どもでも美味しく食べれる商品の開発を子どもたち本人に手伝ってもらおう、という経緯でこのプロジェクトはスタートいたしました。
当日は、まずコヂカラの尾崎理事による商品開発についての説明から始まりました。
商品を作るときは一人で作るのではなく、色々な人たちの話を聞いて、みんなで作るということを、食べるラー油を例にあげながら子どもたちにわかりやすく説明いたしました。
流山市民団体ヒカルエ(働きたい女性のミカタ)代表、近藤美保さんからは、今回のプロジェクトの背景や、全体の流れなどを紹介いただきました。
続いて、今回のほうれん草ペーストを商品にしたいと考えた自然農園レインボーファミリーの農場長、笠原秀樹さんによる野菜プレゼン。
野菜の旬や鮮度、品種について、子どもたちに質問形式でお話いただきました。
そして最後は、レシピ本も出されている和食のプロ、ソイビーンズ株式会社、麻生怜菜さんによるほうれん草ペーストを使用した精進料理の実演を行いました。
この時は、子どもたちもただ説明を聞いているだけで、ほんとにちゃんと自分たちで作れるんだろうかという雰囲気があり、まだまだ緊張気味。。。
しかし、説明が終わりいざ各自調理スタートとなったらこの真剣な表情!!
火や包丁の使い方だってお手の物!!
作り方がわからない時は自分たちでちゃんと確認もします!!
他にもお母さんたちと一緒にチカラを合わせて調理する姿や、自分たちからテキパキと動く姿がとても印象的でした。
そして、ついに料理が完成。
今回の料理は、「ほうれん草ごはん」「しゃけのほうれん草ソース」「ほうれん草とお豆の白和え」の3品。
配膳もすべて子どもたち自身で行いました。
配膳先の部屋では今回試食していただくために、地元の登下校ボランティアの方々が集まってくださいました。
待ちに待った試食の時間。
自分で作った料理はやはり格別なようで、ほうれん草があまり好きではなかった子どもたちも残さずモリモリ食べていました。
またボランティアの方々との交流が場の雰囲気をとても和やかにしてくれ、料理の話だけでなく、好きな食べものを聞いたり、漢字の書き方を教えてもらったりと、楽しく会話が弾んでいました。
試食の後は、今回のほうれん草ペーストの料理についてヒアリング。
どの料理が美味しかったか、いくらくらいの商品なら購入するかなど、子どもたちがしっかりと聞いていました。
最後は片付けや掃除も忘れずに行い、はしゃぎながらお母さんたちと一緒に帰宅していきました。
子どもたちの、やってみたい!!楽しみたい!!という主体的な気持ちは、子どもたち自身の大きな学びにつながり、何より大きな可能性育んでいきます。
まさに「子どものチカラには可能性がいっぱい」の1日でした。