出店に向けてチカラみなぎる子どもたち
来週30日(日)のハロウィンイベントから3週連続出店予定の船橋コヂカラ。この日もその為の仕入れから行いました。
※出店スケジュール
・10月30日(日)SHIBAYAMA HALLOWEEN
・11月5日(土)オレンジガーデン祭
・11月11(金),12日(土)ファザーリングジャパン全国フォーラムin山形
同時に3つのイベントの仕入れを行うとなると、子ども達も大忙しです。メンバー全員で一斉に景品用のお菓子を選び始めます。
しかし、この日の子どもたちは役割分担をはっきりさせないままお菓子選びに入っていました。すると、意見のすれ違いが次第に聞こえ始めます。
先輩メンバーはこれまでの活動で多くの結果を残してきました。その為、彼らの意見は自分たちの実績に伴った物です。景品に適したお菓子がどれなのかを良く知っています。お菓子を選ぶ目も以前にも増してシビアです。
一方今年から加入した後輩メンバーたちは、どのお菓子が適しているのかがわかりません。棚にあるお菓子をひたすらカゴに入れている所を、先輩メンバーから注意されてしまいました。
「どのお菓子を選べばいいんだろう?」
後輩メンバーたちは商品棚の前で口を揃えて呟きます。そこで、出店するイベント内容を再度確認して、それに合ったお菓子をみんなで考え直すことにしました。
「ハロウィンはハロウィンっぽいお菓子を探せばいいかな?あっちにかぼちゃの袋でセットになったお菓子が売ってるよ。」
「オレンジガーデン祭は、おじいちゃんやおばあちゃんもいるから食べやすいお菓子がいいのかも。」
そんな会話をしていると、次第に彼らの動きや表情に変化が出始めます。彼らなりに「これだっ!!」と思うお菓子を、積極的に先輩メンバーたちへ見せに行きます。
「このお菓子はどう?箱に入るちょうどいいサイズだよ?」
「さっきのは予算オーバーだったけどこのお菓子なら予算内でしょ?」
「このお菓子はなんで採用されないの?教えてください。」
彼らの的確な提案や質問に、先輩メンバーは初採用のお菓子を含め、彼らの提案をきちんと受け入れることにしました。後輩メンバーの活躍もあり、3つのイベント仕入れは1時間ほどで終わらせることができました。
年齢を超えて切磋琢磨しあう船橋コヂカラメンバーたち。これから更に素晴らしいチームに成長していくこと間違いなしです。
仕入れの後は、10月30日(日)SHIBAYAMA HALLOWEENのお化け屋敷会場の下見です。会場は思った以上の緊張感で、驚かす側の子ども達も怖がってしまうほどでした。
簡単な下見を終わらせた後は、いつもの会議室で各出店イベントの打ち合わせです。
まずは、ファザーリングジャパン全国フォーラムin山形で行うプレゼンの練習から。各自で作ってきたプレゼンをみんなの前で発表し、フィードバックをもらいます。
言葉の使い方やその意味について周りのメンバーからアドバイスをもらい、全員が発表内容をブラッシュアップできたようです。
ブラッシュアップが終わると、本番さながらの予行練習を行いました。改善点はまだあるものの、全員しっかり発表するこができました。
船橋コヂカラのプレゼンを見たい方は是非ファザーリングジャパン全国フォーラムin山形へお越しください。
続いて、来週30日(日)のSHIBAYAMA HALLOWEENの準備です。
まずは自分たちのコスチュームチェックから。この時ばかりはみんなポーズを決めて、とても楽しそうです。
チェックが終わると当日の役割分担や流れの確認へと入ります。30日は「お化け屋敷」「クイズラリー」「仮装コンテスト」とやること盛りだくさんです。しっかりした人員配置を行い、当日は自分たちがどんな動きをしなければならないのかを確認します。結局、机に座って話し合うだけではイメージが湧かず、店員役とお客さん役に分けてロープレーをすることにしました。
始めは案内の言葉に何度もつっかえる子どもたち。これではお客さんをスムーズに誘導することはできません。みんなで案内の確認を時間ギリギリまで繰り返し練習しました。
本番の30日(日)までに集まって練習できるのも前日の29日(土)のみです。全員が本番でしっかり力を発揮し、最高の結果を出せるよう最終調整を行います。
この日は以前から子どもたちの間で話題になっていた円陣をやって締めくくることにしました。
「船橋コヂカラ、頑張るぞー!!オー!!」
本番に向けて、子ども達のチカラは益々みなぎっています。
<文・写真>
大森光太郎