「保護者の立場から考える!教員の長時間労働」フォーラム

8月18日(金)に東京インターナショナルスクールにて「保護者の立場から考える!教員の長時間労働フォーラム」を行いました。

現在の学校は仕事量が多すぎて、教員の過半数が過労死ラインを越え、メンタル不全に陥っています。また、教員が生徒と接する時間が少なく、個別対応が必要な生徒が放置され、先生になりたい人が減り、先行きが見えない状況。市民として保護者として、皆さんと一緒にこの問題を考え、解決する糸口を探る事を目的に本フォーラムを開催しました。当日は参加者80名、メディア関係者10社以上にご来場いただきました。

※主 催:「NPO法人コヂカラ・ニッポン」「NPO法人ファザーリング・ジャパン
共 催:「ニッポン教育応援団
後 援:「日本労働組合総連合会(連合)

当日の登壇いただいた皆様はこちら。
坪谷ニュウエル郁子:内閣府教育再生実行アドバイザー、東京インターナショナルスクール理事長
白河桃子:内閣官房「働き方改革実現会議」委員、相模女子大学客員教授
生重幸恵:文部科学省「第9期中央教育審議会委員」、NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長
妹尾昌俊:学校マネジメントコンサルタント、文部科学省「学校業務改善アドバイザー」
安藤哲也:NPO法人ファザーリング・ジャパンファウンダー、NPO法人タイガーマスク基金代表
川島高之:NPO法人コヂカラ・ニッポン代表、文部科学省「学校業務改善アドバイザー」

まずは、坪谷ニュウエル郁子さんから開催のご挨拶をいただきました。

続いて、白河桃子さんから長時間労働是正の現状と課題をお話いただきました。
・小中学校教諭の7割が週60時間超勤務で、医師や製造業を上回っている。
・小手先の取組だけでは業績悪化に繋がるケースもある。
・マインドセットよりもアクションチェンジが先。トップが絶えず発信することで1年半から2年半でマインドセットが起きる。

生重幸恵さんからは「求められる力・変わる教育」というテーマでお話いただきました。現在の職業の多くが、今後10~20年程度で、約47%自動化される可能性が高く、子ども達の65%は、大学卒業後、今存在していない職業に就くとの事です。

そんな環境下で求められる力は、
・何を知っているか、何ができるか
・知っていること・できることをどう使うか
・どのように社会・世界と関わりより良い人生を送るか
という3つの柱の上で、
「変化の中に生きる社会的存在として、力をつける」
ことが大切だとお話しくださいました。

最後は、妹尾昌俊さんからは、長時間労働の現状とその対策についてお話しいただきました。
・学校や先生達がビジョンを持ちどんな教育にもっと力を入れていきたいのかを話し合い決める。
・何に、どれほどの時間を費やしているのか現状を知る。
・負担や時間を減らす為に、プロセスや手順をしっかり洗い出す。

フォーラム後半は、登壇者全員によるパネルディスカッションです。コヂカラ・ニッポン代表川島から、「我が子の為に教師のサポーターになろう」というメッセージ。実際に起きている保護者からの過剰な要求や、その保護者達のマインドシフトの為に必要なことを中心に話が進みました。

  

参加した皆様からは下記の様なコメントをいただきました。

・日本の教員の長時間労働をなんとかしたいと思っています。子どもに一番身近な大人である先生が長時間労働を是正しないと何も変わらないと思います。

・個人的にPTAに入って初めて先生の立場がわかって大変だと思いました。先生と保護者の対立構造をなんとかしないといけないと思います。先生の意識改革が必要!

・同様のテーマで企画を継続してもらいたい。政治を動かすための運動といった話もあったが、おそらく、地方とでは温度差があると思うので、全国的な広がりあのある運動にしてもらいたい。

・教員を助けるというお話から自分にできることを探したいと思いました。昨年PTA会長をやり、地域の方々とつながったことは、まさにご縁だと気づきました。

・保護者は保護者でも私は小学校の新任教師の保護者ですが、息子の残業時間があまりにも多く、このままでは、学校に殺されてしまうという危機感があり、自分が何かできないかと思い参加させていただきました。大変勉強になり、また機会があれば参加したいと思いました。


2017-10-14 | Posted in 講演・イベントNo Comments » 

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