コヂカラ・ニッポン5周年記念フォーラム

9月19日(火)にコヂカラ・ニッポン5周年記念フォーラムを行いました。

オープニングは、代表川島の挨拶と5年間の活動ダイジェスト動画からスタート。

続いて活動事例の発表です。
トップバッターは、船橋コヂカラ芝山団地商店会の実例とその後。

現在活動中のメンバーと中学1年生になった元メンバー2名が、活動を通して学んだ事やこれからの夢を発表してくれました。
発表動画1

2番手は、洋菓子のヒロタ社×小学6年生Go Go Gohan!の実例とその後を紹介。途中、会場に来れなかった子ども達からのビデオレターもありました。

ここでは高校生になった元メンバー2名が登壇。

「自分の意見をしっかりと持ち、伝えることができるようになった。」
「人との繋がりが大事なのだとわかった。」
「活動を通して大人にも通用する企画、プレゼン能力を学べた。」

2人ともプロジェクトを通して得た学びや経験を実生活で活かしているとの事。登壇してくれた子ども達全員の目が輝いていました。

発表動画2
発表動画3

3番手は、佐賀コヂカラのアドバイザー事業です。

これは、佐賀県が子どもたちの志を育む体験活動の場を提供する団体を公募し、採択された団体をコヂカラ・ニッポンがアドバイザーとしてサポートしていくというもの。副代表の尾崎が現地での活動について発表しました。下記が採択された計7団体の事業内容です。

1.さがの新しい名物アイスをつくろう!SAGAアイスアカデミー(NPO法人 鳳雛塾)
(株)竹下製菓の協力のもと、アイスクリームの商品開発を行う。本年度は3種類の試作作成し、市場調査を予定。(来年度の販売を想定)(全8回予定) 。

2.子ども映画プロジェクトin嬉野(春日活性化委員会)
地元の魅力を伝えるドキュメンタリー映画撮影。子どもたちが自ら考え行動し、撮影、編集 、上映までを行う事業。

3.学び、考え、伝える「佐賀さいこうマインド」(佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ)
子どもたち自ら地元佐賀について学び(日新小反射炉・えびす・本丸・三重津を想定)、県外 のお客様への「おもてなし」方法を企画。西日本B-1グランプリで企画したおもてなしを実施。

4.SAGA食べ物語-子ども達の子ども達によるこども食堂-(NPO法人 Succa Senca)
生産者から直接話を聞き、農作物の「旬」や生産現場をまなび、佐賀の農作物を使った子供食堂のメニューを開発するなどし、自らの居場所を自分達の手で作っていく。

5.発酵食品の魅力アッププロジェクト(丸秀醤油(佐賀市))
木桶づくりから参加し、発酵食品について職人からまなび発酵食品を使ったお菓子の開発 と販売体。行う(コンセプト、味、パッケージデザイン、販促方法にこどもたちが関わる) 。

6.Arita Future Center Lab(アリタポーセリンラボ(株))
有田焼の製造工程(商品企画、デザイン、成形、下絵、本窯、上絵)をプロからまなびオリジナル商品を制作、販売、使用過程体験。

7.キッズドリーム基山(基山町商工会青年部)
仕事体験イベント(16の現地・各事業所)を行い疑似通貨による模擬販売実習(小学校) 16の仕事体験は子どもたちのアンケートで選定。

4番手は、コヂカラメンバー三尾によるコヂカラMBAの実例リレートークです。NTTデータAIG日本コープ共済生活共同組合連合会の皆さんにご登壇いただきました。

「はじめる前は不安だった。自分の子ども以外が集まった時にどう対応すれば良いかわからなかった。しかし、コヂカラMBAのおかげで神経質になりすぎず進行がスムーズになった。」といったお話しをいただきました。

最後は、コヂカラ・ニッポンの今後のプロジェクトについて発表。
発表動画4

はじめに、コヂカラと大学間の協働PJとして株式会社イノベスト代表取締役 松岡 洋佑(まつおか ようすけ)さんから「”コヂカラ”で大学・企業組織開発」についてお話いただきました。9月26日からコヂカラ・ニッポン×立教大学でリーダーシップの共同プロジェクトを行います。是非ご期待ください。

続いて、コヂカラメンバー小田桐による「コヂカラ研修」です。はじめにコヂカラ研修を行うにあたり下記の企画背景を説明。

<社会>
・少子高齢化→超人手不足時代
・共働き世帯の増加
・働き方改革→労働時間の削減
<組織>
・女性管理職、男性の育休取得率があがらない
・上司が忙しく、若手が育たない
・新しい発想が生まれない
<個人>
・育児や地域活動に引け目を感じている
・価値観の違うメンバーと コミュニケーションがとれない

そこで、LIFE(子育て,社会・地域活動など)を通じて、WORK(仕事)の能力を高める “OLT( On the Life Training )”をコヂカラ・ニッポンでは推奨しています。

コヂカラ研修受講後には、下記のような声をいただきました。
「育児休暇中は、キャリアの中断期間と捉えていたので新鮮だった。」
「当り前と疑うこと日頃考え、引き出しを増やすことの大切さを 認識しました。」
「柔軟な考え方をより浸透させていくために、とても有効だと感じた。」

次は、理事、広報大森による「コヂカラフォト」です。子ども達自身で自分達の活動を広報、PRして行こうというプロジェクトです。子ども目線で撮った写真を活用し冒頭のような動画を作成し、そこに自分達の言葉を加え大人にも伝わる広報を作ろうというものでした。

最後は、副代表中原から地方創生PJの事例紹介について発表しました。
沖縄県西原町 西原町ソーシャルビジネスプロジェクト
秋田県美郷町 美郷雪華アロマミストボトルデザイン
群馬県南牧村 ホームステイ体験

コヂカラ・ニッポンは設立から早5年。これからも当法人は「子どものチカラを信じよう」を合言葉に活動していきます。

一緒に「地域」を、「企業」を、「行政」を盛り上げたい方、興味があるプロジェクトがありましたら是非下記までお問い合わせください。

info@kodikara.org


2017-09-24 | Posted in イベント・講演・対談No Comments » 

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