2018年度沖縄県西原町NS2BP首都圏活動
3月3日~5日の計3日間、沖縄県西原町※NS2BPプロジェクトの子ども達が西原町のPRと、地元特産品販売の為に首都圏へとやってきました。
※NS2BPとは、「Nishihara Students Social Business Project」の略で、西原町の活力ある農業と地域づくりを通じて,郷土愛を育みながら未来対応型リーダー人材育成を目的としたプロジェクトです。
1日目は、パーソルキャリア株式会社にてキャリアアドバイザー新見孝之さんによる「キャリア講座」を行いました。
※コヂカラ・ニッポン × パーソルキャリア共同プロジェクトはこちら。
新見さんのこれまでのご経験を例に挙げ、就職やキャリアの築き方、今回の首都圏活動が将来の社会人基礎力にどう繋がるかを考えました。
講座を受けた子ども達からは下記のような意見が出ました。
・自分のやりたいことや得意なことを仕事にすることを考えると、関連のものを見つけるという考え方が参考になった。
・今、まさに自分が知りたかったテーマで、話を聞いて、自分の得意なこと、好きなことなどで仕事を探すといい!ということを聞けたので良かったです。
・今、自分が悩んでいるところをピンポイントで話してくれたから考え方が変わった。
・学校でも将来について考える機会はたくさんあるけど、そのほとんどが進学に関する事なので、今回はその後の仕事のことについても考えることができました。
2日目は、有楽町交通会館マルシェにて実践販売です。
※今年の商品ラインナップはこちら。
・さわふじれもん
・生沖縄そば
・塩せんべい
・紅いもチップ
・シークワーサーヒラミ8
前半組、後半組といったようにグループを2つに分けて販売を行いました。午前中は緊張のせいか子ども達の動きにかたさが見られましたが、時間が経つにつれ”沖縄県産””西原町”のキーワードを使ったPRを行う事が出来ていました。
販売後は、初日に続きパーソルキャリア株式会社にて振り返りを行いました。担当はコヂカラ・ニッポン副代表小林です。
実践販売を通して各自気付いたことを個人ワークで振り返りました。
・有楽町の販売で、お客さんに商品のことを言うのが難しかった。
・場所が変わると、同じものでも販売するのが難しくなる事を知った。改めてNS2BPのチームワークの良さを感じた。
・東京では販売を通して色々な発見があった。その場所ではどういうものが求められているかなど今後の商品開発で参考にしたいと思う。
・西原町に戻ったら、人と繋がることの大切さや、何かを作る事のむずかしさを伝えたいと思いました。
最後は西原町に戻った後のアクションプランを考え、全員の前で発表しました。
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※NS2BPのこれまでのアクションプランはこちら。
最終日となる3日目は、文部科学省での活動プレゼンと、Google Japan本社にてテクノロジー講座とオフィス見学です。文部科学省ではNS2BPプロジェクトの概要やこれまでの活動を発表しました。
プレゼンを聞いた方々からは、子ども達が考案した商品(石鹸・パン)への質問や、商品のPR方法、プレゼンの仕方まで、その他多くのアドバイスをいただきました。
続いてGoogle Japan本社にてテクノロジー講座とオフィス見学をしました。
Google社員によるGoogle起業時の話、20年前にアメリカのガレージでたった2人でGoogleがスタートした事、地方でのテクノロジーを活用したPR事例、ビデオ通話など、NSBP活動にテクノロジーの活用を検討するきっかけとなる講座を受けました。
オフィス見学では、グローバルにフレキシブルに仕事をしている様子をテレビなどで見た事を、実際に自分の目で見た事により、心に強く印象に残った事が学生の感想から伺えました。
・実際にオフィスを見た事で、何故このようなオフィスになったのかという背景や色々な人とコミュニケーションがとれているところを見て、学校にもこういう制度を取り入れたらいいなと思いました。
地方のPRや活動の運営自体にテクノロジーが有効である事を知る事ができた講座でした。
こうして今期4年目となる西原町の首都圏研修が終了しました。子ども達には自分達で考えたアクションプランを元に、地元西原町で活躍してくれることをコヂカラ・ニッポン一同楽しみにしています。メンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。