NTTデータでコヂカラMBAを実施しました!!
7月29日(金)と8月1日(月)の計2日間、昨年と同様にNTTデータでコヂカラMBAを実施しました。
7月29日(1日目)はワークを交えたコヂカラ流経営学、8月1日(2日目)はコンビニエンスストア(ファミリーマート)での販売実践と振り返りです。
初日は下記項目を子ども達へ説明しました。
・小売業について(お金の流れ)
・利益(もうけ)について
・価格設定(なぜこの金額なのか?)
・商品の付加価値
・仕入れ値と間接費
・小売業で働く人について
まずはじめにお金の流れについて、お父さんお母さんが給料をもらい、買い物をして、会社がもうかる、というサイクルを例にあげて話しをしました。
普段聞き慣れない言葉や、計算が必要な利益や価格設定、付加価値については、身近なものを例にあげて子ども達に説明します。学校の勉強とは少し違った内容にみんな興味深々です。
「車を作るのにはたくさんの人が必要だよ。」
「作るのに時間がかかるから値段が高いんだよ。」
「その価格だと赤字になっちゃうから安くしすぎたらいけないんだね。」
普段から目にしている物の価格設定理由を考えるワークでは、積極的に意見を出してくれるグループばかりでした。
付加価値では、価格の違うオレンジジュースを例にあげて説明しました。自販機で買うオレンジジュース、高級ホテルで飲むオレンジジュース、水のない砂漠で飲むオレンジジュースとそれぞれで価格が違い、付加されている価値もそれぞれ違うことを話しました。
価格や利益、付加価値について勉強をしたところで、次は子どもならではのアイデアを活かして、商品をいかに高く売るかを劇で実演してもらいました。事前にグループ内でどんな劇にするかを話し合います。即興劇に近いものではありましたが、どのグループも子どもならではの個性あふれる内容となりました
初日の最後は、コンビニエンスストアの間接費と役割について考えました。お店を運営していく上で商品以外でどんなことにお金がかかるのかを話し合いホワイトボードに書き出しました。どのグループもホワイトボードが一杯になるまで書き出してくれました。
そしてコンビニエンスストアにはどんな役割があって、それぞれどんな業務内容なのかを話して初日は終了です。
いよいよ2日目の実践販売です。1日目で習ったことを発揮しようと子ども達はみな真剣です。今回はレジ打ちや会計だけでなく、品出しや商品陳列もグループに分かれて、順番に行いました。
レジ打ちは、列で待つお客さんに圧倒されそうになりながらも、迅速にお会計をすませていきます。
「次の方どうぞー!!」
声かけもバッチリです。
品出し、商品陳列は、倉庫から商品持って棚に並べていきます。陳列が乱れた商品も見逃さずに、しっかり綺麗に並べていきます。
全体を通して滞ることなく、全員が各役割をしっかりとこなすことができました。販売時には緊張気味だった子も、終わった後はホッとした表情をしていました。
販売後は振返りとして、各自コヂカラMBAで学んだことを1分間で発表してもらいました。
「付加価値というものがあることを知った」
「電気代などの経費があることを知った。」
「お店の人はお客様のことを考えて行動していることを知った」
「将来コヂカラMBAで習ったことを活かしていきたい」
参加した子ども達には今回の経験をもとに、将来経営に詳しい立派な大人に成長してくれることを期待しています。
頑張れ!!子ども達!!