2015年夏 NTTデータで「コヂカラMBA」を実施!
2015年7月30日、8月2日に株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)にて、「コヂカラMBA」を実施しました!
昨年に引き続き、今年もNTTデータのキッズワークショップという取り組みの中のプログラムとして組み込んでもらい、小学校3年から6年までの子ども達を対象に実体験を含んだMBAの講義とワークショップを行いました。昨年よりも参加者が増え、今年は20名以上の子ども達が参加しています。
◇コヂカラMBA(1日目)
昨年の取り組みと同様に「コヂカラMBA」のプログラムとして今年も流通業を学ぶというテーマを元に、子ども向けにわかりやすくマーケティングやマーチャンダイジングについて説明しました。全体の流れとしては、最初に理論を学び、学んだ内容を元に宿題としてフィールドワークをします。
そして、次の日にコンビニで実体験をした後、最後にまとめのディスカッションを行います。
頭の体操として簡単なアイスブレイクをした後、さっそく講義に入っていきました。
一日目はマーケティングとマーチャンダイジングを子ども向けにわかりやすくクイズ形式で説明しながら進めます。
お店を作るときはどこに作るのか?
どんな商品を並べるのか?
どうやってお客さんにお店に来てもらうのか?
お店でどんな風に商品を売るのか?
いくつかのグループを作り、小売業がビジネスをしていく上で考えるポイントを、子ども達自身でどうすればよいかを考えて発表します。特にお店に来てもらう工夫としては、制限なくお金を使えるとして、何をしたらお客さんが喜んできてくれるかということを考えてもらいました。「チラシを配る」「他店を偵察に行く」「お客さんの好きな物をそろえる」など、実際のお店の人になりきった動きもあり、子どもらしい創造性豊かな発表がありました。
また、グループワークの中で自分たちの知っているお店を書いてもらいましたが、みんな元気にワイワイしながらホワイトボードいっぱいにお店を書いてました。(本当は書いてもらったお店を業態別に分けたかったのですが、盛り上がりすぎて時間がなくなりました・・)
講義が終わった後、休みの日を活用してフィールドワークをしました。実際に近所のコンビニやスーパーでどんな売り方をしているのか、棚の商品の配置や店の作り方を調べてくる宿題です。
みんなどんな答えが出てくるかワクワクです。
◇コヂカラMBA(2日目)
2日目はグループを2つに分けて交互にコンビニの店員体験とプレゼンテーションの練習をしました。
プレゼンテーションは、「言いたいこと」をまず決めて、その言いたいことを補足する材料を説明する練習をしました。「言いたいこと」の後には「なぜそうなったか」「どこを見て(調べて)そう思ったか」ということをつなげることで、子ども達が相手にわかりやすく伝える力を身につける講義をしました。
また、相手の話をしっかり聞いてあげることもペアになって練習しました。わざと相手の話を聞かないふりをする、逆に相手の話をしっかり聞く態度をとる、ということをやって相手の話を聞く大切さを学びます。
最後には1日目に学んだことをもとにフィールドワークで調べてきたことを、2日目のプレゼンテーションのスキルを使って発表しました。
みんなしっかりと宿題について説明ができていました。特に高学年はなんでそんな風になっているかということまで説明できていて、中には改善点まで発表する子どももいてびっくりしました。子どもからは「学校とは違う授業でおもしろかった」、「お店でしている工夫を知ることができた」など、勉強になったと感想をいただきました。
また、来年も同じような取組みをして、お店や会社のビジネスの課題解決を子どもが考えるということにつなげていきたいですね!!
◇プログラム
2015年7月31日
①小売業に関する講義+ワークショップ 【2時間】
・主にマーケティング、MD、棚割りなど
②リサーチ(土日の宿題)
・近所のコンビニやスーパーの売り方、棚割りなど
2015年8月3日
③ファミリーマート店舗体験(接客)【1時間半】
④プレゼンテーション講義 【1時間】
⑤リサーチと考察(提案)発表 【1時間】