【GL111】開講初年度にクライアント賞を獲得したTeam TAKOへインタビューを行いました!!

先日行われたGL111プレゼン本選で、見事クライアント賞を獲得したTeam TAKO。本選を迎える過程で彼らはどのようにリーダーシップを発揮しコヂカラ・ニッポンの提供課題に取り組んできたのか・・・。Team TAKOの学生達に伺いました。

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コヂカラ・ニッポン大森(以下、大森):
ーそれではインタビュー、よろしくお願いします。ー

学生達:
よろしくお願いします。

大森:
ーまず始めに、今回GL111クラスを受講した感想を是非聞かせてください。ー

高橋(国籍 日本):
私は今回のようにNPOから課題をもらいグループで解決案を考えたのは初めてで。これまではどちらかと言うと、自分個人で課題を見つけ、ソリューションを考え、プレゼンをする、といった事をやったことはありました。ですが今回のようにグループで共通の課題を解決する為にプロセスをたてて取り組んだのは本当に初めてでした。結果的に、グループの大切さと、1人ではできない事をグループだとできる楽しさを知りました。

大森:
ー確かに1人ではできないことって沢山あるよね。でも今回と似たような事を個人ではやった事があったんだ?ー

高橋:
大学の別の授業でやったことがあったんです。でもそれ以外ではまだなかったんです。

近藤(国籍 日本):
私は経営学部なんですけど、企業の課題に対してグループワークをするという授業を受けたことがあって。でも今回のようにNPOからの課題はまた少し違った視点だったので、とても楽しく授業を受ける事ができました。グループワークではドイツから来たフィリップ、中国から来たチュウを含め、色んな視点の意見を得られたので良い経験になりました。

フィリップ(国籍 ドイツ):
NPOの方々と一緒に授業を受けれた事はとても良い経験になりました。今回は普段の大学で学ぶような形式ではなく、リアルなケースの社会課題を学べたのがとても面白かったし、良い経験になりました。

チウ(国籍 中国):
このグループで取り組めた事はとても良い経験になりました。全員で集中してワークに取り組めたし、グループワークを通して他の人たちと意見を交えた結果、多くの事を理解する事ができました。

大森:
ーGL111は「自分なりのリーダーシップを身につける」という事がゴールだったと思います。今回の授業の中で自分なりのリーダーシップを発揮できた瞬間、またはリーダーシップが身についたと思えた瞬間はありましたか?ー

高橋:
私は時間内に物事に取り組む事が苦手で。。。この授業を取った事で、時間内に何かを終わらせる事ができるようになりました。

大森:
ータイムマネジメントって事だね。ー

高橋:
それです。このグループでチームのメンバーとして動くと、何かを遅らせる事ができないですし。その中で自分なりにタイムマネジメントを考えて、「この日までに課題を終わらせる」といったように、先のことを見据えて行動できるようになりました。

大森:
ーそれってすごいことだよね。ー

高橋:
いや、でも前より少しだけですよ(笑)

大森:
ーいやいやすごい事ですよ!!ー

高橋:
ありがとうございます(笑)

大森:
ーちはるさんはどうだった?ー

近藤:
授業が始まったばかりの時、全員が何から取り組めばいいのかわからない状態だったんですけど、「自分の経験」を活かしてグループワークを活性化させて引っ張っていく事ができたと思います。

大森:
ーその「自分の経験」っていうのはどんな経験だったの?ー

近藤:
前期の授業で企業とグループワークをやっていたので、「こうやって考えていけばいいんじゃない?」とみんなを巻き込んで進めることができました。

フィリップ:
私は始めに案を作った時にこの内容で大丈夫だと思ったのですが、コヂカラ・ニッポンのポスターセッションでフィードバックをもらい、より良い案にする為にはもっと何かを付け加えたり、変えなければいけない点がある事に気付きました。リーダシップについて話すと、私達の案は良いレベルまではきているが、まだあるべきレベルには達していないと思っています。

全員:
おー、すごい。かっこいい!!

チウ:
私は最初リーダーシップというのがどういった物なのか本当に良くわかりませんでした。私自身昔から個人で行動するのが好きでしたし、リーダーシップって聞くと少し億劫な印象がありました。でも今回リーダシップというのは、他の人たちと解り合ったり、リスペクトをしあったりする事が大切だと知りました。これからもっとリーダーシップを理解していきたいし、それは授業内だけでなくて他の方法であってもいいと思っています。

大森:
ー今回コヂカラ・ニッポンの提供課題は自己肯定感についてでしたが、この課題についてはどう思いましたか。ー

高橋:
自己肯定感って言葉自体をそもそも知らなかったんですけど日本語でその意味を知った時に、私は留学をしていたので課題や解決案を見つけやすかったです。海外はみんな自分を持って生活をしているから日本に帰ってきた時、日本人はなんでこんなにも周りの事を気にしすぎるんだろう、と自分の中で強く感じていました。今回の案にも関連しますが、体型についてもそうですし、この辺りは昔から自分自身で凄い思う所があって。。。だから今回のテーマは面白かったし、ファッションについての案がすぐに思いつきました。それを課題として取り組めたのは凄い面白かったです。

近藤:
確かに最初は理解するのが難しかった所もありました。日本人として自分に自信があるかって聞かれたら「イエス!!」ってはっきり言える人は多くないだろうと思いましたし、私自身もそれに結構当てはまる所がありましたし。じゃあ反対にそれを改善させる為には、「まず何をどうしたらいいかな?」と自分に当てはめて考えたら、課題に取り組みやすくなりました。

大森:
ー自分事として捉えたら順序立って考えれるようになったんだ。ー

近藤:
そうです。

大森:
ーちなみにドイツには自己肯定感って言葉はありますか?ー

フィリップ:
似たような言葉はありますが全く同じ意味の言葉はなかったので、最初は理解するのに苦労しました。自己肯定感という言葉自体が身近ではないし、日本社会は全くもって違う文化でしたし。始めの時点では日本の教育や学校のシステムについて何もわかりませんでした。でも今回のテーマを通じて日本社会を知る良い機会になりました。今は日本社会についてより興味が湧いています。

大森:
ー今回のみんなの案って本当に素晴らしいものだったと思うんですが、授業って本当にこのまま終わってしまうんですか?ー

近藤:
そうですね、終わりですね。。。

チウ:
えっ終わり?来週に授業がありますよね。

大森:
ー確か振り返りだったよね。ー

チウ:
・・・振り返りだったんですね。

高橋:
・・・実現させたかった。

大森:
ーでも何かできそうだよね。小さなステップからでもさ。みんなの案は「子どものチカラと、高齢者のチカラをかけあわせて、新しいスタイルのファッションを作る」って内容だったと思うんだけど、アップサイクリングっていう要素が入っているのは本当に良かったと思います。それは誰が思いついたの?ー

フィリップ:
(挙手)

大森:
ーアップサイクリング って言葉は知らなかったけど、車の使用済みタイヤをアップサイクリングしてバッグにする、っていうのを聞いた事があったので、私としてはプレゼンをとても興味深く聞けました。ー

フィリップ:
ドイツでもアップサイクリングは人気です。このアイディアは環境にとても配慮されていて持続可能なものです。今の時代にも合っていますし、商品もとてもオシャレなものが多いです。お金だけを目的としたものではなく、古いものを活用して新しいものを作るといったような考え方で多くの企業が今注目しています。

大森:
ーこれって本当に良いサイクルだよね。古い物を有効活用して、更に価値を高めて物を販売する。全てがハッピーだよね。こんな話をしているとみんなの案は本当にいい案だし、気持ちがこもっているなら何かしらの反響がありそうな気がするよね。ー

高橋:
でも、フィリップがもうすぐドイツに帰ってしまうんです。

大森:
ーえっ!!いつなの?ー

フィリップ:
後、2週間とちょっとです。

大森:
ーえっ!!そうだったの・・・。ー

高橋:
・・・でも、いるメンバーだけでもやろうと思えば。。。

大森:
ーそうだね。いるメンバーだけでも連絡を取り合えば何かしら出来そうだよね。フィリップには帰国後も情報共有してさ。ー

高橋:
(フィリップに対して)まだ可能性段階だけど、このプロジェクトを実際にやってみるかもしれない。

フィリップ:
Oh Yeahhh!?? WOW!!(ビックリした表情で)

大森:
ー色々な可能性があるけど、みんなの「やりたい」って気持ちが強ければ何かしらの反響を生み出せるんじゃないかな。ー

高橋:
私はすごいやりたいと思ってます。

大森:
ーちなみに春休みはいつから?ー

近藤:
もうすぐです。早い人は1月末からです。

大森:
ーそうなんだ。活動の日取りはみんなで話し合って進めていけばいいだろうし。ー

高橋:
やりたいな。。。

大森:
ーこれはみんなの案だし、そこに意思があるなら周りとしては背中を押しやすいんじゃないかな。ー

近藤:
えっ、待って、やってみたい!!

大森:
ー決まりきってないから自分達で考えて形にしていけるし、反対に課題も出るだろうけど、それはきっと自分達の力になるだろうし。いいと思うよ。ー

高橋:
是非!!

大森:
ーおぉ、いいね!!こちらこそ!!またみんなでこれからのアクションを考えていこう。じゃあ、最後にみんなで写真を撮りましょう!!ー

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それぞれに個性がありながらも、しっかりとチームワークが成り立っているTeam TAKO。留学生を交えたオールイングリッシュの授業は、彼らにとってリーダーシップを学ぶのに最適な環境だったようです。

彼らの案(コヂカラファッション)や今後の活動について興味がある団体や企業様は是非下記までご連絡ください。

info@kodikara.org

インタビュアー:大森 光太郎
写真:大森 光太郎、GL111撮影メンバー

→彼らのその後の活動はこちら


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